第23回 東京農業大学教育研究フォーラムを開催
第23回東京農業大学教育研究フォーラムが令和3年11月13日、世田谷キャンパス131教室で開かれ、教育関係者らがウェブ会議システム(Zoom)で参加しました。東京農業大学教職課程と全国教職員部会連絡協議会が共催。
本学デザイン農学科の長島孝行教授が「インセント・テクノロジーと教育」と題して講演。タマムシやカタツムリ、シルクなどを研究して開発した事例を紹介しながら、現代社会が直面している様々な課題に対して、生物の機能性を解明し、そのメカニズムや構造を応用して社会で活用していくことが求められていると述べました。
教職・学術情報課程主任で国際農業開発学科の入江憲治教授は、「熱帯における生物資源の利活用」について講演。近年、地球温暖化で干ばつや高温障害などが発生していることから、入江教授は「新品種の育成が必要だが、その開発に不可欠な遺伝資源が急速に失われている。現存する遺伝資源の多様性を保全・維持することが、将来の食料安保にとって極めて重要」とし、国際協力による遺伝資源保全と利用が必要と強調しました。
長島孝行教授 |
入江憲治教授 |