経営者会議 福井で異業種交流会 ―越前の文化学ぶ―

 令和元年度( 第18回)東京農大経営者会議異業種交流会が9月6~8日、福井県で開催され、東京農大経営者会議(新田恭一郎会長)の会員ら31人が参加した。

 今回の異業種交流会は、元東京農大学長で現在は福井県立大学長の進士五十八先生のアドバイスとご協力の下企画され、越前の自然・歴史・文化を学ぶ見学や経営をテーマにした複数の講演があった。

 1日目は石川県金沢市にある仏教哲学者の鈴木大拙の記念館を見学。次に永平寺町にある福井県立大学永平寺キャンパスを訪問し「地方の公立大学の経営革新と地域貢献」のテーマで進士学長に講演していただいた。来春の創造農学科の新設など、進士学長のチャレンジしていることについてお話しを伺った。

福井県立大学で講演する
進士五十八学長㊤
福井県立大学地域経済研究所前で㊧

 その後、勝山市にある福井県立恐竜博物館を見学した。1日目の宿泊地は永平寺親禅の宿「柏樹関」。この宿泊施設は永平寺がインバウンド向けに今年8月に開業した高級ホテルで、今回は全館貸し切りだった。

 2日目は早朝5時に始まる永平寺の朝課(朝のおつとめ)

2日目は永平寺の朝課からスタート

からスタートした。

 朝食後に永平寺監院の小林昌道老師に「お寺の経済論」のテーマで講演いただいた。午前中は一乗谷朝倉氏遺構を見学、午後は三方五湖にある福井県立年縞博物館と若狭三方縄文博物館を見学した。年縞とは長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のこと。ここには7万年分の年縞が展示されていた。

 その後、敦賀市の100年企業で幼稚園保育園の遊具や教材の企画製造販売を中心に全国で事業展開する㈱ジャクエツを訪問し、製品やモデル園を見学した。宿泊先のホテルでは同社の徳本達郎社長から会社の理念や方針、またそれを事業にどう落とし込んでいるかについてお話を伺った。

 2日目夜の懇親会は進士先生、徳本社長も交えて、参加者一同の交流を深めることができた。3日目は自由行動とした。参加者からは今までの異業種交流会の中で一番印象に残ったという感想が寄せられた。(東京農大経営者会議・髙塚敏)

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