明治神宮秋の大祭 合気道部奉祝演武 OB、現役学生 輝く!
明治天皇ご生誕百七十年祭 明治神宮秋の大祭 合気道部奉祝演武 OB、現役学生 輝く!
令和4年11月3日(木)、農友会合氣道部唯一の学外発表の場である、明治神宮秋の大祭奉納演武が3年ぶりに神宮の西門内芝生地にて行われた。
演武前日の夕方16時より農大道場にて最後の調整を行い、20分の演武を2回練習して、翌日の本番に備えた。例年であれば、農大道場に泊り込み、早朝出発して会場の設営をするところであるが、コロナ感染防止のため、道場に宿泊できず、朝8時参宮橋駅に集合し、佐々木靖師範(昭和38年度畜産卒)の誘導により、会場入りとなった。
演武当日、晴天の中、長尾聡監督(昭和55年度畜産卒、来年より師範)と、ラン ティ キェウー主将、近野里桜幹事の3名は、7時集合で農大を代表して明治神宮本殿に正式参拝した。
8時、内田均部長が部員11名の剣や杖を運び入れた。8時20分、師範と部員ら全員が集合となり、その場で道着に着替えて、演武場所の砂利拾い、佐々木師範による演武場所の確認、各自準備体操をし、開会式に臨んだ。
8時50分より、明治神宮神職様のご挨拶と、演武参加者へのお祓いの後、主催者の日本光輪会光輪洞平井斉洞主よりご挨拶があり、演武披露となった。
9時、1番目の演武披露は農大合氣道部。神前に全員で礼。長尾監督の肉声による演武の種目紹介に従って、組型:片手取り両手取り・剣振り、剣捌き・杖振り、杖捌き・組型:後ろ捌き・抜刀・組型:小手返し・肩叩き・顔面割・コマ回しを、現役学生が20分間披露。神前に全員で礼をし、写真撮影をした。参加者は、ランティキェウー・近野里桜・樋口忠輔・竹内初衣・草川涼音・中江宏行・日比野龍眞・ウアンビ・渡邉理乃・岩村康生・武山瑞歩の11名、引率者は佐々木靖師範・長尾聡監督・内田均部長。演武終了後、現役学生は、他道場の演武を見て学んだ。
2番目は八王子道場の小杉吉巳(昭和50年度林学卒)師範ら2名。4番目は島根支部島根道場の松浦栄師範(経済昭和45年度卒)が率いる島根大学の学生ら15名の演武披露。5番目は、浜松支部の浜松道場より山本茂広(平成6年度農学卒)ら8名が演武を行った。6番目は、前橋光輪洞の川野郁夫師範(昭和38年度化学卒) 率いる6名の演武が行われた。
演武終了後は会場の横にて弁当を食べながら反省会を行った。女子部員からは「もう少しそろってできたらよかった。練習します」などの声が出た。
8番目の東京道場ですべての奉納演武が終了。会場のシートや椅子などの撤収作業を行った後、11時45分閉会となり、内田部長と樋口・日比野が農大道場に車で道具を運び、消毒し、格納して、当日の終了となった。
コロナの制約の中、2・3年生は1月から128日間、1年生は4月から104日間の練習成果を無事に披露できた。授業・実習や研究室のゼミ、アルバイトなどのある中、自己研鑽に励み、練習の成果を発揮した。
3年前に農友会合氣道創始者で顧問の中島常雄氏(昭和26年経済卒)から、演武奉納に寄せられた言葉を紹介します。
「毎年の奉納演武は、武技が奉納されることによって神事となり、神に結びつく行いであることの確認行事です。光輪洞一門の最大行事です。諸君が今日の行事のために払った努力は、奉納して目標を達成しました。しかし、終わってヤレヤレでは空しいだけです。奉納は確認儀式でした。確認したことを、一歩進めて吟味してみましょう。更に武道の意義を考えることも修行の一つです。一層の精進を期待します。大役ご苦労様でした」
OB、そして学生らが一年の成果を十二分に発揮し、輝きました。
今後も当東京農業大学農友会合氣道部は自然体で完全燃焼します。温かいご支援をお願いいたします。
(文責:内田 均)
現役学生の活躍
太刀の術 |
木刀の袈裟斬り
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杖術の突き
演武を見守る佐々木靖師範(左)・長尾聡監督(左) | 集合写真、お疲れさまでした。 |
OBの活躍
八王子道場 小杉吉巳先輩(師範・左) | |
前橋道場 川野郁夫先輩 (師範・九段・右) |