三重県支部の朝尾高明氏が県民功労者表彰を受章
三重県の発展などに長年にわたって貢献された県民に送られる「県民功労者」の表彰式が令和7年4月16日に県庁講堂で開かれ、三重県支部校友の朝尾高明氏(昭48林、=写真)に一見勝之知事から表彰状および県民功労章が授与されました。
県民功労者表彰は1965年に定められ、県民に送られる知事表彰として最高位のもの。
【事績概要】
平成14年に三重県中小企業団体中央会理事に就任し、豊富な知識と経験を生かして、時勢に応じた中小企業支援施策を積極的に展開するなど、県内の中小企業・小規模事業者等の発展と地域の活性化や組織強化に多大な貢献をした。
とりわけ、労働専門委員会副委員長として、中小企業の労働問題の早期 解決や労働施策の充実強化等について、行政に対し積極的に訴えるなど、中小企業の安定的な経営力強化の実現等に尽力した。
また、三重県産木材の販路拡大に向け、地域の若手林業家と協力して、昭和57年に熊野原木市場協同組合を設立した。設立の際には、発起人かつ理事として行政等との調整を行うなど、中心的役割を果たした。翌年には、木材流通の要となる原木市場の開設に成功し、三重県産木材が熊野原木市場に集まる流通図式の確立に繋げるなど、県産木材の販路拡大及び地域林業の発展に貢献した。
さらに、平成28年からは、三重県森林組合連合会会長として、各県森林組合連合会等と連携し、「森林環境税」及び「森林環境譲与税」の創設に尽力するなど、後進に森林資源を継承していくための新たな財源確保に寄与した。
このように、商工業の振興発展に寄与した功績はまことに顕著であるということから今回の受賞となった。