北ブラジル分会総会を開催しました(@トメアスー)

 1月24、25日、ベレン市から220km離れたトメアスーに、北ブラジル分会の校友21人中12人が集まり、十字路区で物故校友23人の追悼法要と総会、親睦会を開きました。
 パカライマ(ローライマ州)の外舘雅弘さん(昭62拓)は2,500km離れた遠隔地から、マナウス(アマゾナス州)の中村弥寿平さん(昭36拓)と神庭正明さん(昭55拓)は1,500kmの遠路を押しての参加です。
 トメアスー西本願寺では、同地の主立った方々も出席され、鈴木導師による追悼法要が営まれました。

当日の様子(写真)はこちらからご覧になれます

 
トメアスーと農大
 1957年に坂口陞氏(昭31林)、常光憲之氏(昭32農)、木村弘三氏(昭32短農)が農大生の第一回トメアスー移住者として入植し、その後40人を超える卒業生が続いた。昨年9月には「アマゾン日本人移住90周年祭」が、トメアスーで行われました。
 日本人のアマゾン移住の拠点となったトメアスーは、農大との関わりが深い地です。農大の戦後の苦境期、55年に千葉三郎代議士が第4代学長に就任、三カ年計画を発表し、学内の整備を次々進めていきました。同年、千葉学長は杉野忠夫先生を学科長に招き、農業拓殖学科を新設しました。
 千葉先生は29年、トメアスーに移住地が開設されて間もなく、南米拓殖株式会社の副社長として、ご夫妻で8か月間駐在し、現地で陣頭指揮をとっていました。
 その縁で、杉野先生の卒業生の移住受け入れ要請に、当時のトメアスー農協の理事たちは、千葉三郎が学長をしている農大の卒業生ならと、移住を引き受けてくれたのです。
 同地の墓地には、開拓先没者の慰霊碑、開拓功労者のお墓が並び、その中に千葉先生、杉野先生、坂口陞校友のお墓があります。私たちは墓参し、トメアスーを後にしました。

(ブラジル支部北ブラジル分会・佐藤卓司会長)
支部トップページに戻る
Copyright© 2024 東京農業大学校友会 All Rights Reserved.
【お問合せ先】 TEL.03-5477-2711 FAX.03-5477-2490
E-mail:ko3883@nodai.ac.jp
〒156-8502  東京都世田谷区桜丘1-1-1 東京農業大学 国際センター内3F
ページの先頭へ戻る