令和6年度 支部総会及び教職員部会を開催しました
令和6年8月18日(日)午後4時から、「ホテル・レクストン鹿児島」において、県支部総会を開催しました。当日は来賓として、校友会本部から蓑茂壽太郎常任理事、大学からは上原万里子副学長をお招きし、宮原俊郎支部長(昭58経)以下会員46名が出席しました。その中には、今回初めて若い世代(令和2年卒2名)の出席もありました。
総会に先立って、今回は上原副学長に「健康寿命の延伸を目指した骨の健康を守る食生活」と題して、骨の健康に寄与する栄養素(カルシウム及びビタミンD)の含有量の多い食品やその他、骨の健康に重要なミネラル・ビタミンなどについてご講演いただきました。今後の食生活に対し示唆に富むお話しでした。
総会の宮原支部長挨拶では「南さつま市で初めて合宿を行った硬式野球部の激励会開催の経緯や春季の活躍などの説明と今後会員の情報等の把握に努め、相互の交流を活発化したい。また、事業を行うにも財源が必要なので年会費の納入に協力をいただきたい」と話しました。
蓑茂常任理事は「現役学生は校友会の準会員であり、卒業しても大事な大学を支えてもらうため、校友会も準会員へのサービスをしっかりやっていきたい」とし、そのために会員の方々にも協力をお願いしたいと述べました。
また、上原副学長からは、江口学長を支える5人の副学長の体制や、今年度からスタートした農大の魅力や愛校心を醸成する「農大入門」に関するお話しがありました。
議事では、議長に桐原章氏(昭58拓)を選出後、審議に入り、令和5年度会務報告・収支決算報告・監査報告並びに令和6年度事業計画・収支予算、また、役員改選では副支部長1名、幹事4名が交代し、全ての議案が原案通り承認されました。総会資料はこちらから。
諸木副支部長(昭43畜)からは自叙伝「ふるさと再耕」の紹介がありました。
総会終了後は懇親会を蓑茂常任理事の乾杯発声により開宴し、醸造学科卒の蔵元から焼酎の差し入れもあり、和やかな雰囲気で宴は進み、最後はこれまで宮原支部長が行っていたた学歌、青山ほとりのリーダーを応援団後輩(令2畜)小林氏が行ったことで、これまで以上の盛り上がりでした。そして、北森副支部長(昭39経)の万歳三唱で散会となりました。
また、講演会に先立ち、教職員部会を開催し「農業高校再編成への対応」について意見交換しました。人口減少の中、高校への入学者が減少し、特に農業高校では生徒の確保が困難になり、学校経営へ影響が出て、このままでは統廃合が進む恐れがある。また、教育現場では先生の確保が難しくなってきているとの意見が出て、これらの対応策として社会人入学や聴講生制度の導入を県教育機関に働きかけをする必要があるのではないか。
一方、当大学の地域推薦制度に代わる対応策として、関東圏の入学者で占められ地方からの入学が困難になっている現状は創立の理念に程遠い状況になっているので、支部・教職員部会との調整を図り、指定校推薦を拡充する必要があるのではないかとの意見が出された。
(鹿児島県支部幹事長 前村格治)